■のらりくらりの岐阜紀行

翌朝は肌寒かった。
前夜の東屋宴会は午前2時過ぎにまで及んだ。
宴の最後は寒さと眠さで全員ギブアップ、と相成ったのである。

ここはスキー場というだけあって、東屋からの眺めは悪くなかった。
カップラーメンで手抜きの朝食を済ませ、その後はタバコを
吸いながら、爽やかな朝のゲレンデ風景を前にのんびり過ごした。

しばらくして、誰からともなく「夕べの酒の飲み方について
反省会を開こうではないか」という話になった。
今朝のメインテーマは、
「あんちゃんの“オヤジ化現象”は、今や深刻な問題である」
というものであった。
しかし当のあんちゃんは、
 「え?オレが酒を何度もこぼした?同じ話を繰り返していた?
  なんだよそりゃ、そんなこと知らねぇよ、ウハハハハハハ!!」
と笑うのであった。何も覚えていないらしい。ま、そうだろうとは
思ったけどね。

午前10時には撤収を済ませて、4人揃って出発した。
この日は特に目的地も設定せずに、
行き当たりばったりで走り始めてしまった。
先のことを緻密に計画して行動するなどということは、
我々にはおそらく無理なんだろうと思う。

天気が良い。
4人で編隊を組んで走る。
しかしそれにしても、どこをどう走ってきたのかよく覚えていない。
景色が単調だったからだろうか、とにかく思い出せない。
このあたりは道が狭くてくねくねしているので、遅い車が前を走っていても
なかなか抜くこともできない。自動車はだいたい60キロくらいの速度で
のろのろと走っているのだが、バイクにとって60キロはとても遅く感じる。
ものすごいストレス感。
4人で並んで走っていたが、猛烈にイライラがたまってきた。
信号は少ないが、何しろ車がみんなのろのろなのだ。
抜きどころが少ないのもストレスの原因だ。

途中のドライブインで休憩していたら、
なんだかすっかりやる気がなくなってしまった。
これこそまさに“岐阜マジック”なのである。
脱出困難の土地なのだ。

「こうなったら一番近くにあるキャンプ場へ行ってしまえ!」
という案が突如浮上した。これには4人全員が賛成であった。
地図上で無料のキャンプ場を発見したので、今来た道を10キロほど戻って
そこへ向かうことにした。
それから今夜は、名古屋にいるオレの友達を呼び出すことにした。
今日の宴会メンバーは全部で5人。にぎやかになりそうだ。



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チーム文句の旅2000  〜春の琵琶湖に大集合の巻〜   -6-
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このドライブインに、かれこれ1時間くらい居ただろうか。
それにしてもこのショット、なんだか妙に微笑ましいのは何故?
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