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四条河原町近辺。
地下鉄車内。
地下鉄へ向かう。
さあ、どこへ行こうか。
京都に到着。京都駅はでかすぎる。外から見るとまるで戦艦みたいだ。
ホセさんは最近覚えたメールに夢中。
銭湯は新京極のど真ん中にある。え?こんなところに銭湯が?と思うのだが、逆に考えると実に便利でもある。
だってフロ入ったあとすぐにオサケが飲めるんだから。

ここの銭湯にはイスが無い。だから洗い場では、タイルに じかに「ぺったり」と座る。タイルの間仕切りの両側に
水道がついていて、そこに座ると反対側に座っている人と完全に向かい合わせの状態になる。オレは、あんちゃ
んとタカミツの向かい側に座り、両人と向かい合わせで話をしながら頭をゴシゴシ洗っていたのだが、これが妙
に楽しい。もしかすると、昔の銭湯っていうのはみんなこんな風に「ぺったり座り」をしていたのかもしれないが、
話をしながらゴシゴシやってるこの状況は実に楽しいということを発見してしまった。こういう銭湯はいいな。

[一言メモ]
それにしてもこの銭湯、全体的に「洗い桶」がものすごく少ないのはなぜなんだろう?普通は洗い桶なんてたく
さんあるものだから気にしたこともないけれど、ここの場合は極端に少なくて、体を洗いたくても桶を手に入れる
まではガマンしなくてはならない。あとで地元の友人に聞いてみたのだが、ここでは昔から、“桶争奪戦”が壮絶
に繰り広げられてきたらしい。やはりそうだったか。一度桶をゲットしたら、ここでは絶対に手離してはいけない
のだ。
ホセさんは電車に乗ってすっかりゴキゲン。これはまるで遠足のようである。
兵庫行きの新快速は相当ぶっ飛ばして走るけれど、それでも京都は遠かった。
電車でこれだけ遠いんだから、バイクで琵琶湖1周するのは相当大変だろう。
絶対にバイクで琵琶湖一周はすまいと心に誓う。
電車の旅もなかなかいいもんだ。
昨年も京阪膳所から電車に乗って京都へ向かったが、
あれもやはり楽しい旅だった。
今回は対面シートに4人で座ってのんびり京都へ向かう。
きっぷ購入。タカミツの帽子は怪しい。
タクシーを呼ぶ。
なんとむさ苦しい光景。
いざ、出発。
朝から爽やかなオレたち。ホセさん、今日も絶好調。
■京都だらだら電車旅行
遠足のはじまりは駅へ向かうことからである。
タクシーを呼んで、最寄りの駅へ行き、電車のきっぷを買う。京都までは、
なんと1260円もする。そんなに遠いのか!?

ホセさんはホームに腰掛けて足をぶらぶら。この体制で電車の写真を撮
るという。そんなことしたら運転手に怒られるんじゃないかと思ったが、
「だいじょぶだってば、運転手はマニアを一目で見分けるから。こういう撮
り方すんのは マニアしかいねぇんだよ。マニアは電車が近づいたらきち
んとよけるし、運転手もそれをわかってんだよ。わかるぅ?」
ホントかウソかわからないが、なにしろ現役の電車運転手が言ってること
だし、だからまあ信じてみることにした。

「あー、仕事したいなー」
突然そんなことを言い始めるから気でも狂ったかと一瞬驚くが、実はホセ
さん、電車の運転が大好きらしい。つまり自分の好きなことを仕事にしち
ゃった人なのだ。そっか鉄道マニアだったのか。
しかしホセさんいわく、彼の知識量はたいしたことないらしい。同僚の中に
は筋金入りの鉄っちゃん(マニアのこと)がいて、そういうのを相手にしたら
ホセさんの知識量なんて「大したことない」という部類に入るらしい。
しかしだ。ということは、電車の運転手や車掌のみなさんは全員マニアっ
ていう可能性もある。そういった皆さんというのは、運転した後の休憩室
とか事務所なんかで、鉄道談義を熱く繰り広げたりするんだろうか。
想像するとなんか怖いものがある。

そんなことを考えているうちに電車がやってきた。
■朝からヤッツケ一杯
3日目は曇りだ。出掛ける気がしない。
すっかり飲み過ぎで朝は更にまったりモードとなった。
しかし夕べの残りの肉を焼いているうちに、
「ビール飲みたいねー」
というわけで朝から宴会になってしまう。

気がつけばホセさんは焼酎飲み始めてる。
しかも「オマエも飲め」とか言って絡んでくる始末。
おもしろいよー。
結局つき合わされて昼前から良い気分である。

さて、本日はどうしようか作戦会議。
午後から雨が降るなんて予報なので、バイクには乗りたくない。
それならば得意技を出そう。電車乗って京都行って飲むのである。
我々は遂に必殺技を繰り出した。チーム文句流の遠足が始まるのだ。
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Day 3 〔1〕 新京極電車ツアー

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