■８月１６日　やるだけやった

久しぶりにスカッと晴れた。

知床五湖という有名な湖の更に奥に
「ホテル地の果て」という凄い名前の宿がある。
山道をずっと走ったその道の行き止まりにあるので、
確かに奥まった感じはするけど「地の果て」ってほどじゃあないな。
（ただしヒグマの出没は多発するらしい）
そのホテルの目の前にある「岩尾別温泉」は無料の露天風呂。
湯壷が段々畑状に数段に別れており、なかなか野趣に溢れている。
キレイなお湯に、夏の木漏れ日が差し込んで輝いている。気分が良い。

｢オシンコシンの滝｣というのを見て、ようやく知床見物終了。
なぜだかわからないが、妙な義務感みたいなのにとりつかれて知床を見た。
今まで何となくよりつかなかった知床。
実は人がわぁわぁ騒ぐほど興味が持てない。単なる好みの問題だが。
だからまあ、一度くらいはマジメに見とこうかと思ったのだ。

つまり観光地なんだよね。
だから見たいと思わないのかな。
それでも知床って、単なる観光地では終わらないすごい場所だけど。

それから女満別あたりをダラダラ走り、
空港があったのでなんとなく飛行機を見たりしていたら夕方になってしまった。
あわててサロマ湖まで来て、キムネアップというキャンプ場でテントを張る。
ここはだだっ広い湖畔に広がる｢野原｣のような場所。
広くて静かなキャンプ場に来てホッとした。
豪快な夕日を見ながら、ゆっくりビールを飲み、ホタテを焼いて食った。