■7月25日(6)  早めのビール

オーニタの店でのんびり話をしていたが、それでもまだ午後3時をまわったばかりだった。
店を出たら、することが無くなってしまった。

「どうするすーさん?他に何か見るものあるかな?」 あんちゃんは言った。
「いや、もうめんどくさいです。買い物してメシつくって、早めにオサケを飲んでしまいましょう」 オレは提案した。

というわけで、また昨日と同じ商店に行って買い出しをした。
品揃えが極端に悪い商店なので、何をつくろうか選択の余地がとてつもなく少ないのが困る。
野菜を食いたいのだが、二人分の量としては多すぎるものばかり。
つくるのがめんどくさい料理もイヤだ。
そしていろいろ考えた末に、
もうめんどくさいからキャベツをまるごと煮てしまおうではないか、ということになった。

キャンプ場に戻り、キャベツをそのまんま鍋に放り込み、
コンビーフとコンソメを入れてひたすらぐつぐつと煮込み始めた。
今日の夕焼けは昨日よりまた一段とぎらぎらしている。
雲が無いので空がオレンジ色にならないのが残念だが、まあこんなもんだろう。
その夕日を見ながら二人してせっせとビールを飲む。
泳いだ後の体にエネルギーがぶち込まれていく感じ。
鍋の方は、適当に煮ていたら食える状態になったので、適当に食ってみた。味もまあ適当だ。
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いつもの商店で買い物。後方のマネキンが異様に気に掛かる。