うどんとハマキとタイランド   2002浜松ツーリング

至福の時は至福の紫煙と共にやってきた。ウィラード爆発!センセイも飲んだ!
センセーの車で夜道を走る。ドライブは楽し。
ようやく勢揃いだ。
なんだかヒジョーに嬉しかった。
懐かしの再会と、新しいメンバーの参入。これは実に盛り上がる状況だ。

バンガローは管理棟の裏の坂道を上がった急な斜面に建っていた。
早速荷物を降ろして部屋へ運んだ。
部屋は板敷きの六畳一間と狭いが、この時期にテントで寝ることを考えれば
狭い部屋でも楽園のように感じる。

さあ、街まで買い出しに行こう。

こんな時、車があるということに無上のヨロコビを感じてしまう。サンダルいっ
ちょでひらりと車に乗り込めば、あとはセンセーの運転で街まで連れていっ
てくれる。そしてセンセーの車は大きくてゆったりしており、これがもう実に気
分が良い。
引佐(いなさ)の市街地にあるスーパーへ向かった。狭い国道は相変わらず
だらだらと混んでおり、なんともスローモーな移動でかったるいが、バイクと
違って話ができるので気も紛れるというもんだ。

街の中で一番大きなショッピングセンターで、買い物スタート。
今回初参加のウィラード大尉は、こうやってみんなで買い出しというのが初
の経験らしく、妙にハイテンション。
「大佐ぁ!なんか楽しいですよこれってばああ!」
( ちなみに大佐っていうのはオレのことです。単なるニックネームなので
 あまり気にしないでください)
大尉はいつでもソロツーリング派なのだ。だからこんな風にみんなで買い出
しなんてことはしないのだ。だからこういうのが新鮮で嬉しいのだろう。
しかしオレも思うのだが、男だけでこうやって晩の酒盛りの買い出しをする瞬
間というのは、なんとも楽しい気がする。男だけなので結構デタラメに品定め
したりするけれど、そんないい加減さも含めた開放感がいいのではないかな。
オレは店内で写真ばかり撮っていたので、気がついたらカゴの中は既に食材
でいっぱいになっていた。今夜は鍋だ!焼酎だ!

すっかり暗くなった山道をまたしても4人で帰る。かなりワクワクしている。
早く酒盛りがしたいのだ。
キャンプ場に帰り、風呂に飛び込んだ。4人でギリギリの狭い風呂だが、こ
れまた妙に盛り上がる。しかしこれはなんだか、高校時代の合宿みたいな雰
囲気でもあり、妙な感じだ。

風呂にも入って準備万端。先生が持ってきたストーブと折りたたみテーブル
のセッティングも完了。さあカンパイ!ビールがうまいぞ!

「うーん、シアワセです。ボク シアワセ!」
あんちゃんのゴキゲンボイスが響き渡る。
ウィラード大尉は先ほどの買い出しあたりからハイテンションをキープしつづ
けており、
「うおー、いいね、おー、これもいーね、ひょー!これまたいいね」
人の行動やら晩メシメニューやら酒を見るにつけ、やたらめったらにいーね
を連呼する「いーね大明神」と化していた。

この間、センセーはビールを飲みながらも着々と鍋の準備を進め、気がつけ
ば土鍋の中は豚肉やらネギやらキノコ類で満たされ、更にうまそうな豆腐が
入って、あとはキムチの素の投入を待つばかり、となっていた。
外気温は相当低いはずだが、狭い部屋に4人も居て、更にストーブまである
ので寒さは皆目感じない。快適である。そして熱々の豆腐とピリ辛のキムチ
鍋、更には芋焼酎と日本酒まであり、これはもう発狂しそうな程天国的な状
況となってきた。
                                        (つづく)




足りないものはないだろうか。みんな必死。
ギネス発見。
ヨロコベオマエラ!イモ焼酎発見だぞ!
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さあ、はじまるよ。
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