チーム文句恒例の野辺山ツーリングである。
考えてみると1年に1回はここへ来ていると思う。
標高が高い場所なので、6月から9月ぐらいまでしかキャンプできない。
もっと寒い時期にやろうと思えばできるのかもしれないけどそんなことしたらチーム文句じゃなく
なっちゃうからしない。チーム文句に無理は似合わないからね。

今年は3連休だ。9月は3連休が2回もある。なんとゴージャスなのだ。
だけどねぇ〜、3連休っていうのも良し悪しなんだよね。
連休は嬉しいけど、今年のように2週もつづくと仕事がぎちぎちになっちゃうし、そうすると時間に
追いまくられて精神的に追いつめられる。そういう状態で連休に突入すると、初日はまだなんと
なく仕事を引きずったままなかなか休みモードに入りきれなくて、やっと気分がまったりしはじめ
たなと思った頃には休みが終わってしまい、翌日は完全なボケ頭のままご出勤、となってしまう
のだ。切り替えがヘタくそなオレみたいなタイプには、ダメだねこりゃ。
でも、だからと言って連休がイヤかというと、まさかそんななわけはない。連休万歳だ。

まあそんなことはどうでもいいや。
2002 野辺山ツーリング 〔1〕 

今回のツーリングには新メンバーが加わった。我が
心の友、地元のオサケ飲み連合、通称「川向こうの
コトヤ」である(今考えたんだけど)。
オレの家の真横に大きな橋があって、コトヤはその
橋を渡った向こう岸に住んでいるのだ。彼は今年に
なってから大型バイクを購入したばかりなので、バイ
クに乗るのは今が一番楽しい時期というところだろう。
オレとまるっきり同い年なので、そんなにムキになっ
て走ろうとしたりしないところが我々チーム文句のリズ
ムに合っていると思う。
そもそも我々チーム文句のツーリングのグータラさというのは他人から見たら驚くべきものがあると思
う。キャンプに行ってもマコトに何もしないのだ。

「なんにもしないっていいですよねー、そういうのってあこがれちゃいますよ」

などと生やさしいことを言っている人は、現実に我々と行動を共にしたら、実際に恐ろしく何もしない我々
の姿を見て怒って帰ってしまうかもしれない。オサケ飲んで寝転がってすごくデカイ声で笑ったりして、
ホントになんにもしないから。

「なにもしないって言っても、本当はあちこち走ってみたり、いろんなことするんじゃないんですかー」

などというのも完全に妄想で、本当に心底何もしない。ひたすら寝そべって笑っている。
これは高速道路のサービスエリアなんかでも当てはまる話で、一度休憩が始まるとお尻に根っこが生
えてしまい、なかなか動き出せない。そのくせ走り始めると妙に飛ばしてしまったりする。そして飛ばし
たおかげで体力を消耗し、そのあと更に拍車をかけて何もしなくなってしまうのだ。
体に良くないメリハリだと思う。
季節はすっかり秋なのだ。今年も行くぞ野辺山へ。
待ち合わせは談合坂サービスエリアだ。
あんちゃんは仕事の都合で翌日から参加なの
で、オレとことやだけの集合。そこから須玉イン
ターまで走り、国道141をひたすら北上。清里
経由で野辺山に辿り着いた。

北海道ツーリングと違ってひたすらまったりす
ることが目的なので(いつでもそうだけど)、今
回は途中のスーパーで買い出しをしてある。
キャンプ場に到着したら、ビールを飲みながら
早速料理開始となった。
料理担当は なんとオレ。
オレってば本当はそんなキャラじゃないんだけどな。いきなりオレが料理なんてするもんだから、コトヤ
もびっくりしていた。でも、週末ツーリングの場合 我々はひたすらキャンプ場でまったりしているので、
音楽聴きながら料理でもしている方が退屈しないのだ。





.
男だけのキャンプっていうのは何故か楽しい。この感覚は何だろうか。小さい頃に遠出して野原へ探検
に行った時みたいな わくわく感があるのだ。焚き火を囲んで鍋料理を食って、そしてオサケを飲む。
飲み始めた時はまだ明るくて、気温もそんなに低くなかった。しかし日が落ちると気温はぐんぐん下がり、
いくら飲んでも酔いが回らなくなってきた。明け方は氷点下まで気温が落ちるらしい。
さすがは標高1400m。

しかし、そんな状況下なのに不覚にも外で眠ってしまった。それも1時間も。
寒いぞー!
                                                        
日が沈む。期せずしてスバラシイ夕焼けとなった。
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