■9月12日 感動の山頂へ

今朝はついに快晴となった。
山頂もキレイに晴れている。
大チャンスだ。

5時に起きて、鴛泊へ向かう。
セイコーマートは6時開店。待ち時間が、なんとももどかしい。
だが仕方ない。食料無ければ登山もできぬ。

結局登山開始は6時40分。
キャンプ場の仲間、仲宗根くんが今回の登山相棒だ。
誰かがいてくれると、実に心強い。

山頂は快晴だった。
言葉ではうまく表現できないくらい、
それはもう心の底から嬉しかった。

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山頂に全く雲が無い状況は、
上陸してから初めてだ。
山頂で、2時間、とにかく絶景を満喫。

下山して、登山道入り口に停めたバイクに跨り、
仲宗根君と帰路につく。
今夜はセイコーマートの弁当だが、
達成感で一杯なので、何も言うことはない。
フロに入り、仲宗根くんと喜びを分かち合いつつビールを飲む。
すぐに眠くなり、あっという間に寝てしまった。
登山道の前半は森の中を行く、見通しは効かない。
5合目を過ぎたあたりからは、利尻の雄大な光景を見ながら進む。
9合目のガレ場は最後の難関だ。
山頂から見下ろす超スリリングな光景。
この空沢は、雨が降った時だけ川に
なって海へと注ぐ。
利尻山の山頂からのパノラマ。これほどキレイに晴れ渡るのは珍しいのではないか。左側の海には礼文島がよく見えている。感無量である。
9月なのに、山頂には高山植物が残っていた。港が遥か彼方に見える。
山頂で、ホッと一息のみなさん。まるで空に浮かんでいるような錯覚を覚える。
まさに至福の一時だ。
一緒に登頂した中宗根君が、少し遅れてやってきた。
海の青が、空の青に溶け込んでいきそうだ。
この風景は、本当に何物にも変えがたい。
(左)登山口から20分くらい歩いたところに
   ある湧き水、甘露泉水。
(中)登頂成功を祝して記念撮影。
(右)キャンプ場に帰ってきた後も、山頂に雲
   はかからなかった。珍しい一日だった。
キャンプ場から見ると、礼文島の上空が真っ赤に染まっていた。
夕焼けを見た後で、すぐに寝てしまったような気がする。