とにかく出掛けるのだ！
そう決めて、やや強引に飛び出してみた。
そうしたら、上士幌を過ぎたあたりで凄まじい勢いの雨。
ちょうど道沿いにプレハブの駐車場があったので避難。
あまりの雨に、他にもライダーが５人入ってきた。
そういえば出掛ける時リカボン（ミタヤンの嫁）が
「雨が降るから出掛けないで今夜も泊まれ」って言ってたっけ。
あれは単なる引き留めじゃなかったかもなあ。
またミタヤンの家に戻ろうかと一瞬悩んだけれど、
激しい雨はすぐに止み、また強い日差しが戻ってきたので、
引き続き走り始めた。
しかし足寄（あしょろ）あたりからまた雨が降り始めて、
阿寒湖に着いた時には またしてもどしゃぶりになった。
阿寒のバスターミナルで雨宿りしながら、どうしようかと
さんざん悩んだけれど、やはり今夜もキャンプ！
することにした。オレの同居人ヤッサンが、
多和平（たわだいら）という場所でキャンプしているらしい。
そこへ行って、今夜は酒盛りをしよう。
晴天になると、途端に元気が出てくる。さあ行こう。
ミタザキ家から３分走ると、まっすぐ２０キロつづく直線道路に出る。
■８月１２日 そして旅の空
ようやく出掛けることにした。
出掛けるとか帰るとか言うと、この家では激しく引き留めをくらう。
「なんで帰るんだ」「もっとここにいろ」「また焼き肉やろう」
そう言われると、それもいいかなと心が揺れてしまう。
誘われると断れない性分のオレ、
これを振り切るのに結構エネルギーが要る。
降り始めて１分たたないうちにもうびっしょり。
すごい勢いだった。
この女の子も雨宿り組。
プレハブのおかげでみんな救われました。
（左） ようやく多和平に到着したが、どしゃぶりで草地もぐっしょり。テントを張るのは憂鬱・・・
（右） 多和平のレストハウスは、閉店すると屋根の下を使わせてもらえるので、雨の夜にはかなり助かる。
