■なかがき その1

さて、9月の旅行記を始める前に、
これまでの2ヶ月間の旅の振り返りと、
この先の旅の展望について、ちょっとまとめておこうかと思う。

そもそも今、このなかがきを書いてるのは、
旅が終わって5年も経過した2008年なのだ。
(注:「なかがき」というのは、前書きと後書きの中間という意味)
2003年の旅行記なのに、書くのが遅くてモタモタしているうちに
あっという間に時は過ぎ、2006年になってようやく8月分を書き終えた
と思ったら、どうやらそこで安心してしまったらしく、その後休載すること既に2年。
「このままだと、10年経っても完成しないじゃあないか!」
と思ったので、ようやく再開してみることにした。

そしてこの先の9月の旅行記も、当時のことを思い出しながら、
5年経った今になってから書くことになる。

当時どんなことを考えながら旅していたのか、
5年も経ってから思い出せるのか?そしてその臨場感は伝わるのか?
という問題は、確かにあると思う。

でもオレの場合、たとえ仕事のことはすぐに忘れてしまっても、
遊びに関する記憶の能力だけはずば抜けたものがある、と自分でも思うのだ。
(こういう不必要な能力は、オレの中でもかなりレベル高いと思う)
だから大丈夫だろう。
そしてなにより、
我が人生史上最大にして最も無軌道で破天荒だったこの旅の記録は
自分でも是非残しておきたいと思うのだ。だからなんとかつづけたいと思う。

                                  (なかがき その2へつづく)

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