■9月21日(1) 廃墟で小休止

稚内を出て美深を目指したのは、ここは利用者が多いから、誰かと飲めると思ったからだ。
昨日は一旦出発したくせにズルズルと美深へ戻ってきてしまったが、
さすがに今日は、次の目的地を決めなくてはならない。
思案の結果、急な天候悪化や寒波に備え、鹿追の友人邸に少し近づいておこうと決めた。
友人に相談したわけでもないのに身勝手な決断だが、でもまあ これもいつものことだ。

撤収後、朱鞠内を通過して羽幌へ。
雨が降りそうで降らない。
雨の地帯を避けながら進む。

幌加内から羽幌までは良い道だが、なにも無くて寂しい。

羽幌炭鉱の廃墟を見る。
これはすごい。これこそ廃墟である。
あまりの人気 (ひとけ)の無さに怖気づき、建物内部には踏み込めず。
BACK | NEXT
INDEX



NEXT
羽幌炭鉱跡を目指して走っていると、
道の横に大きな建物が「ドーン」と現れる。
思わず「うわっ」と声が出てしまう。
集合住宅の廃墟。かなりの塔数がある。
これだけの大きな町が、消えてしまったということか。

何年か後で、鳥越俊太郎氏がここへ取材に訪れて、
この建物の中に入っているところをテレビで見た。
しかしオレ一人では、とても中に入る勇気は無かった。
小学校も廃校になっている。
付近にも廃屋が点在する。。
(番外編)
美深の街中にある軽食喫茶“西部警察”、
廃業する前に、是非一度入ってみたかった。
美深を通りかかる度に、気になってしまう。