今朝は久しぶりに早起き。6時起床。
利尻山登頂に引き続き、ちょっと気合が入っている。
島の西側のトレッキングルート、
通称「8時間コース」を制覇してやろうと思うのだ。
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ゴロタ山からスコトン岬方面を望む。
礼文で最も爽快な風景。
奥に見えるのは無人島のトド島。
ようやく地蔵岩が見えてきて、嬉しかった。
喜んで、売店で一人でビールなんて飲んでたら、
既にバスが無いことに気がついた。ショック。
キャンプ場の近くからバスに乗り、須古屯(スコトン)岬へ。
ここから元地というところまで、
約25キロをひたすら歩くのである。
利尻登山に比べれば大したことないと甘くみるなかれ。
このルート、結構キツイ。特に前半は、登りが厳しい。
だけど景色がとにかく良いのだ。
東京から来たという人と途中から一緒になり、
そこから行動を共にした。旅は道連れ。
澄海 (スカイ) 岬を超え、山岳地帯に入ると、
歩行はグッと楽になった。
しかしこのあたりで天気は曇りに。
その先、宇遠内 (ウエンナイ) という場所からは、一人きりだった。
天気も悪く、波も高く、正直、心細かった。
携帯の電波も通じないし、人の姿は皆無だ。
あとはもう意地だけで元地へ向かった。
香深(かふか)港までの終バスがあったのでそれに乗り、
ハイヤーの会社に行って、どうにか船泊まで乗せてもらえた。
なんと5千円もかかってしまった。旅も終盤なのに手痛い出費。
今日も銭湯へ行き、ラーメンを食べてから寝た。
■9月16日 ロンリーハイク
スコトンから澄海岬までは雄大な丘陵地帯がつづき、風景に飽きることがない。
(左)昆布を干す漁師。利尻昆布は高級品だ。 (右)短い夏に花が咲き乱れる。
(左)小さな島に意外なほどの丘陵がつづく。 (右)高山植物が手軽に見れるのが礼文の魅力。
この先通行禁止の看板。途中からずっと一緒だった旅の道連れのこの人は、この後しばらくして
気が変わり、引き返して宇遠内山道を行ってしまった。
礼文滝。
宇遠内からは完全に一人ぼっち。
その先、漁師を数人見たが、あとは完全な無人地帯。
コースはずっと海岸線沿いを行くのだが、くさりにつかまって
波際を歩く場所などもあり、怖い。
写真が少ないのは撮ってる余裕がなかったからだろう。
(左)丘陵地帯が終わると山岳地帯に入り、しばらく眺望が効かなくなる。
(中)島の西側は断崖絶壁の連続。だから道路が無いのだろうか。 (右)宇遠内(ウエンナイ)の休憩所。