■9月25日(1) 優柔不断

一人きりキャンプをどうにか切り抜けた。

雨の中を撤収。
さてここで、
ついにこの旅を切り上げて帰るべきかについて、悩みはじめた。

終わらせるのは簡単だ。
港まで行けばいい。船に乗ってしまえば、それで旅は終わる。
しかし、もう少しだけ寒さと孤独に耐えられれば、
「毎日が憧れの北海道」の状態が まだつづく。

9月も後半に入ると、一人キャンプになる確立が非常に高くなる。
わが友人あんちゃんは、一人で寝るのは全然恐くないと言っていた。
日本一周をしていた頃は、誰もいない場所でよく野宿したらしい。
でもオレはダメだ。一人だと恐くて頭がおかしくなってしまう。
そういえば、キャンプ場にも人が少ないが、
すれ違うバイクやチャリの旅人も、めっきり減ってしまった。
そのことも、旅の気力を萎えさせてしまう一因になっている。
それにこの寒さだ。朝晩は既に氷点下である。

道の駅で雨宿りしたまま、どうするか全く決められない。
こういう時、自分の決断力の無さには呆れ果てる。
ラーメンを食いながら、既に1時間半が経過した。

で、
決められないので、結局鹿追へ向かうことにした。
悩んだ時は鹿追だな。


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