■8月23日(1) 国道の奇襲
雨。
相棒様には あいにくだが、
オレは寝坊できるので、実はちょっと嬉しい。
昼前くらいに晴れてきたので、バイクで然別湖へ行く。
ついでに足を伸ばして三国峠に行き、
レストハウスで明らかにハウスジャワカレーの味がするカレーを食う。
帰り道に、タウシュベツ川の橋梁がどうしても見たくなり、
二人乗りのままムリヤリ林道に突入。
危ないかなと思いきや、案外あっさりと到着。
かつて森林伐採とダム建設で利用されていた鉄道の
橋梁が廃墟として残っていて、水が多い時は湖に沈んでいるが、
乾季になると湖の水が干上がって、橋げたの下の方まで姿を見せる。
かなり不気味な感じで、廃墟好きにはたまらない風景。
さあ、今夜もミタザキ家で宴会だ。
コンビにへ酒の買い出しに行く途中の道で、
妙に愛想の良いライダーとすれ違った。
奴は立ち上がってガッツポーズしてた。
しかしこういう連中は時々いるので、あまり気にもしなかった。
それから数分後、さっきの愛想の良いライダーが、こんどは後ろから現れた。
オレのバイクの横に突如現れて、こちらにカメラを向けて何故か我々を撮っている。
しかもヘルメットの中の顔が笑っている。
こいつなんだろう。
あ、しまったこれはヤッサンだ。
気がつかなかった。
不意の襲撃を許してしまった敗北だ!
でもどうしてヤスがここにいるのだ。
ライダー憧れの三国峠。
ここを通る時は、糠平湖(ぬかびらこ)側からの北上ルートがおすすめです。
ぐんぐんと高度を増していく最後の登り坂を駆け上がる時、
このまま離陸してしまうような感覚に陥ります。ただもう快感です。
タウシュベツ川の橋梁。水が多い時期はご覧の通り水没してしまいます。
これは別の時に撮った写真。乾季になると、橋げたの一番下まで見えるらしいです。
こんな奥まった場所なのに、最近見物に来る人がものすごく多いのでびっくりです。