■7月28日(6)  炭火の宴

釣りが終わって森脇に帰ってきたら、
「いまラーメンつくるからそこに座ってて」
そう言われてしまった。世話になりっぱなしである。
もうこうなったら遠慮するのはやめてどっぷり浸かってしまおうではないか!
というわえけで、おいしくラーメンをいただいて、コーヒーを飲んだ。

コーヒーを飲みながら店内でぼーっとしていると、
他人の家なのに、なんだか妙にホッとしている自分に気がついた。
まるで帰省でもしているような感覚なのだ。
店内では、おじさんやおばさんものんびりとしている。
我々もタバコを吹かしながら、すっかり落ち着いてしまっている。
時間がゆったりと進んでいく気がした。

コーヒーを飲んでいる間に、釣ってきたソイやメバルは全て店の台所でさばいてくれた。
ついでに炭焼き用の金網まで貸してくれた。
これであとは、キャンプ場に行って火をおこすだけで炭焼きができるのだ。
釣ったサカナ以外に、貝やらウニやらをいただいたので、これも焼くことに。

ビールを飲みながら、あんちゃんと二人、炭でサカナを焼いた。
今日のキャンプ場は我々だけだった。
酒を飲みながら、そろそろ島での時間も終わりに近づいたなと感じていた。
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(左) 何もかもお世話になりっぱなし。
(中) 力の要る大変な作業なのに、当たり前にやってくれました。
(右) さあ、火でもおこそうか。