■7月28日(3)  ウニこれでもか

鳥にはあまり興味は無いが、そんなにたくさん飛んでくるなら、写真くらいは撮ってみたい。
森脇に行って、おばちゃんに何時頃見に行けばいいのか聞いてみたら、
夕方になって親鳥が餌を獲って帰ってくる頃だという。
しかしそれは6月頃の話で、7月になって雛が自分で餌を獲れるようになると、
鳥たちは別の場所に行ってしまうらしいのだ。だからそんなにたくさんは飛んでいないらしい。
それでも7月ならまだ鳥がいるから行ってみたら?と言われた。

話をしていたら、またしてもコーヒーをごちそうになってしまった。
うーん、なんだか申し訳ないなー、でもコーヒーうまいよ。

あんまりヒマそうにしていたら、「これでも食べなさい」と言って、ウニをごちそうになってしまった。
まだ動いているやつをパッカリ2つに割って、スプーンをつけてお盆に載せてくれた。全部で6つ。

「あんちゃんウニもらっちゃいました」
「ウッハー!それでは海でも見ながら食べてみましょうか」

というわけで、なんとなく港の方に行って、フェリーの真ん前で食べてみた。
乗客がみんなこっちを見ているが、そんなことはお構いなしである。
カモメもみんなこっちを見ている。奴らは獲物を狙っているのである。
食べ終わったウニの殻を放り投げると、あっと言う間に飛んできてかっさらっていく。
カモメの中にも当然上下関係があり、大きめのボスが飛んでくると、小さい奴らはパッと飛び退く。
その間に、大きいのが悠然とウニを食べにかかる。
中身は我々が食べてしまったあとだが、ウニのはらわたをうまそうに食っている。
意外なのは、ウニの口の部分を好んで食ってしまうことだ。
口の部分はものすごく固いのだが、どうやらあそこが好物のようだ。
カモメは何でも飲み込んでしまう。なんという胃袋なのだろうか。
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港でウニを食う。コレステロールに注意。
(左) ウニのカラを食うカモメ。
(中) ウニの中はこんなかんじ。あまり気持ちのいいものではない。真ん中の白い部分が口である。
(右) 港のトラックはウニ満載。