■7月24日(1)   待ち伏せ

今日は友人の“あんちゃん”がやって来る日である。
久しぶりに二人して酒が飲めると思うと嬉しくて、今朝はつい早起きしてしまった。
今日からはチーム文句in北海道だ!(チーム文句についてご存じない方は、よろしければこちらをどうぞ)。

あんちゃんの乗ったフェリーは小樽港に午前4時到着予定だ。
今日は天気も良いので、小樽から一気に羽幌まで突っ走って来るかもしれない。
オレは早々に撤収し、景色の良い場所を探して、カメラを構えて待ちかまえた。
走ってくるところを待ち伏せて、激写してやろうという大胆にしてヒマな企画なのである。

カメラを構えて待つこと90分(オレもヒマだよな・・・)、ようやくあんちゃんはやって来た (写真はコレ)
走っている姿を不意打ちで撮影されたあんちゃんは、驚きながらもすぐに大喜びの様相に。
「ハッハッハ!遂にやって来たぜ!ハッハッハ!どうだざまーみろ!
 もう仕事なんてしないで毎日お酒飲んじゃうもんねー!」
ヘルメットを脱ぎながら、あんちゃんは高らかに笑った。
「よしよし、よく来たよく来た!そして例によって芋焼酎は持って来てくれたんだろうね?」
オレは早速あんちゃんに聞いた。そうなのだ。こっちへ来てからというもの、
苫小牧、札幌、旭川、稚内などの主要都市でさんざん探してみたのだが、どこにも芋焼酎らしきものが
見あたらないのである。探し方がいけないのか、それとも道民は芋焼酎を飲まないのか定かでは無いが、
とにかくみつからないのだ。
我々二人は、昔から芋焼酎ばかり飲んでおり、これが無いとものすごく喪失感を覚えてしまう。
手みやげとして芋焼酎を持参してくるということは、今回の非常に重要な使命なのである。

「すーさん、まかせなさいってば!ちゃんとウマイやつ持ってきてあるからさぁ!
 久しぶりに飲む芋の味は格別なはずだぜ!
 しかしそんなことより、天気良いなぁ!ハッハッハ!」

我々は2002年にも北海道ツーリングにやって来たのだが、その年の北海道は大雨と冷夏という異常気象の連続だった。
更にあんちゃんのバイクが途中で故障して、暫く修理を余儀なくされるなど、
殆どまともにツーリングをすることができなかったのである。
今から行こうとしている焼尻島・天売島は、実はその時に行く予定だったのだ。
しかしあまりの雨のひどさに、泣く泣く断念したのだった。
だからこそ、今年のこの好天は二人ともしみじみ嬉しいのである (詳しくは2002年の北海道旅行記をどうぞ)。
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あんちゃん北海道に上陸!
ここからしばらくは、チーム文句 i n 北海道です。
朝からずいぶん長いことここで待機していた。
写真を撮っているというより、何だか交通取り締まりをやっているようにも見える。