■7月12日(1)   北海道上陸 

夜のフェリーに乗ったら、俄然気分が盛り上がってきた。このわくわく感が北海道だ。やはり何かが違うのだ。

苫小牧は快晴。東京のすっきりしない天気とは大きな違いである。
さて、今夜の宿はどこにしようかと思案しながら、なんとなく進路を支笏湖方面に向けた。今までの北海道ツーリングでは
時間が足りなくて見ることができなかった場所でも、これだけ時間があればいくらでも寄り道できるのだ。とりあえず通った
場所にあるものは何でもみんな見てやろうと思った。

支笏湖は綺麗だった。札幌の人々はすぐ近くにこんな綺麗な場所があるのだから羨ましい。
ゆっくりと走りながら洞爺湖方面へ向かう。
洞爺湖も快晴だった。今まで見向きもしなかった場所だが、ここも実に良い場所である。
湖には屈斜路湖と同じく真ん中に大きな中島があり、これが湖の風景にちょうど良いアクセントを与えている。
周囲にはたくさんの温泉と宿があり、キャンプ場も豊富。
ぐるりと周囲を回ってから、湖を目の前にした芝生の上に最初のテントを張った。

実はこの時点でまだ午後3時なのである。
早めにテントを張って、夕暮れを楽しみながら酒を飲むのが最近のお気に入りなので、テントの設営は早いのだ。

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支笏湖畔のダートを走る。
苫小牧からここらあたりまで来ると、「さあ、いよいよはじまるぞ」
という気分になってくる。