■7月16日(1)  どんよりと海沿い

奥尻で疲れたのだろうか、それとも風から解放されてホッとしたのか、翌朝は随分のんびりしてしまった。
11時頃、ようやくスタート。少しずつ北を目指す。

今まで一度も来たことのなかった積丹半島を走る。退屈。岩ばかりで単調な風景。スピードも出ない。車が多い。
それにしても、「シャコタン」ってすごい名前だなと走りながら考える。

途中、泊(とまり)の原発を発見。
国道沿いの原発入り口には警備員。フェンスの中には勿論入れない。そして国道はトンネルに入ってしまう。
原発の建物は海沿いにあるので、海とトンネルに遮られてちらりとも見えない。
そして入り口のどこにも「ここは原子力発電所です」とは書いてない。
どうしてなんだ。原発は安全だと言っているくせに、どうして隠すのだ。なんだかここは非常に恐ろしい場所のような気がする。
ちなみに、広い北海道の中で、原発はここ一カ所だけなのである。意外な事実だ。

積丹のウニ丼屋を覗いてみたが、今日はシケでウニが獲れないらしく、殆どの店にウニ丼が無かった。
しかしウニ丼は高いので、もともとここでは食べる気もない。

そこから先は更に交通量が増え、ちっとも進まない。積丹岬もつまらない。
有名な神威岬は、駐車場のキタキツネが、主の居ないバイクの荷物をいたずらしていた。
腹が立つので追っ払ってみたが、容易には逃げていかない。
そんなことをしていたら無性に気分が悪くなってきた。もうめんどくさいので、岬を見るのはやめだ!
ああ、なんて退屈な地帯なんだ!
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(左) 積丹近辺の道は猛烈に退屈。こんな風につまらない道の連続。
    まったく好きになれない。
(右) 積丹岬? (だと思う。よく覚えてないんです・・・)
古いトンネルの横に新しいトンネルが次々とつくられていて、
このように閉鎖されている旧道が数多く残っている。
それにしても、このトンネルの上にある巨大な岩は、もともと
あったのか?それとも落ちてきたのか?豊浜トンネルの岩盤
崩落事故があったのは、このすぐ近くなのです。