■7月14日(2)  どこで眠るの?

賽の河原キャンプ場をあきらめたオレは、島の西側へと向かった。
ここは周囲僅か60キロの島だから、西海岸なんてすぐに着くだろうと思っていたのだ。
しかしそれは甘かった。
西へと向かう道の途中に、地図に載っていない5キロのダート(砂利道)区間があって、砂利が深く、随分怖い思いをしたのだ。

ダート区間を越えると、道はなだらかになり、牧場地帯が現れた。
標高の高いこのあたりには牛が放牧され、牧草ロールなども見られ、離島のイメージとかけ離れた意外な風景が展開する。
そこを越えると西海岸の北追岬に辿り着く。

ここのキャンプ場は、実に見つけにくい場所にあった。
北追岬公園という草ぼうぼうのやる気のない公園があって、草ぼうぼうな上に分かれ道がやたらにあって、まるで迷路のようで、
絶対に一発ではキャンプ場に辿り着けない。公園のあちこちに大きなモニュメントが置いてあるが、どれもこれも意味不明な
形で「?」なのである。
道を間違えると行き止まりにこのモニュメントが「残念でした」とばかりに待っていて、なんだかバカにされたような気がしてしまう。

ようやく辿り着いたテントサイトは、実に荒涼とした崖の上であった。
テントは10張も張ったらおしまいって感じで、キャンプ場といいうより未舗装の駐車場といった雰囲気。
荒れた感じが好きな人ならお奨めかもしれないが、人気(ひとけ)のない草ぼうぼうな公園の一番奥にあるこの場所は、
オレにはとても怖いと感じた。どうしたもんだろうか。
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(左)  93年の南西沖地震で発生した9.1mの津波と同じ高さの
     防波堤。
(右上) 突然現れたダート。地図には載っていなかったのに。
(右下) 単なる駐車場かと思ったら、ここがキャンプ場だった。